Q&A

【Q&A】再婚家庭の相続問題について教えてください。

再婚家庭における相続は、法的な関係が複雑になるだけでなく、感情的な配慮もより一層求められます。前婚の配偶者との間の子、再婚後の配偶者、再婚後の配偶者との間に生まれた子、再婚後の配偶者の子(連れ子)など、関係者が複数存在す…

【Q&A】遺産分割協議書と遺産分割協議証明書は違うのですか?

どちらの書類であっても、相続手続きを進める上で非常に重要な書類であることに変わりはありませんが、次のような違いがあります。 遺産分割協議書: 相続人全員が1通の書面に署名・押印します。 原本を1部作成し各相続人がその写し…

【Q&A】遺産分割に応じない相続人がいます。原因と解決に向けた具体的対処法を教えてください。

  相続は、時に複雑な人間関係や感情が絡み合い、スムーズに進まないことがあります。中でも、相続人の中に遺産分割協議に応じない人がいる場合、他の相続人は大きな不安やストレスを抱えることになるでしょう。 本記事では…

【Q&A】相続回復請求権とは何ですか?

相続回復請求権は、表見相続人(戸籍上は相続人としての外観を有するが、相続欠格に該当するもの、虚偽の出生届により子とされている者(藁の上からの養子)、無効な婚姻・縁組により配偶者や養子とされている者など)が、真正相続人の相…

【Q&A】不動産が共有になっているので共有物の分割をしたいのですが、共有者の一人が所在不明です。

共有者の一部が所在不明の場合、共有物の分割の協議を行うことができません。 この場合は、「所在等不明共有者の持分取得決定」の制度(民法262条の2)の利用が考えられます。   「所在等不明」とは戸籍や住民票等での…

【解決事例】関係の良くない母と姉を相手に遺産分割協議が成立した事例

相談者:Aさん 被相続人:父 相続人:Aさん、母、姉   ・背景 父が亡くなり、当初は当事者同士で遺産分割の手続を行っていました。しかし、途中から話がうまく進まないようになり、母や姉からは法定相続での分割を拒否…

【Q&A】弁護士費用は安い方がいいのですか?

弁護士費用は安い方がいいのでしょうか。 最近では着手金を無料とする弁護士事務所も見かけるようになりました。   費用の如何にかかわらず、「結果」が同じなのであれば、費用は安いほうが良いでしょう。 しかし、安い費…

【Q&A】遺留分の計算における特別受益の考慮は相続開始前10年だけですか?

令和元年7月1日に施行された改正民法により、遺留分を算定するための基礎となる財産の計算上、相続人に対する贈与(特別受益に限る)については、原則として相続開始前の10年間にされたものに限られることになりました。…

遺言を作りたいのですが、遺言執行者は必要ですか?

遺言を残した場合の相続手続 遺言書を書いても、遺言者が亡くなった後、自動的に遺言書の内容が実現されるわけではありません。遺言の内容に従い財産の名義を変更したり、解約したり、分配する手続が必要となります。 相続手続に必要な…

遺産に不動産がありますが、どのように評価したらよいでしょうか?

遺産に不動産(土地・建物)がある場合、その評価額をめぐって争いになることがあります。 ではどのように評価するべきなのでしょうか。   1 建物について 建物については固定資産税評価額によることが多いです。 もっ…