生命保険はどうやって調べたらよいですか。
令和3年(2021年)7月1日から生命保険契約照会制度が開始されました。
これは相続の場合、あるいは認知症により判断能力が低下した場合に、生命保険契約の有無を一括して回答してもらえる制度です。
従来、各生命保険会社に個別に照会をして調べる方法しかありませんでした。そのため、どこの保険会社に生命保険があるか分からない場合は、手あたり次第照会をかけるしかなく、大変煩雑でした。
今回できた生命保険契約照会制度を利用すれば、生命保険協会が各加盟保険会社(令和3年5月6日時点で42社)に調査依頼を行い、その結果をとりまとめて一括にて回答してくれるので、その結果を踏まえて各保険会社に具体的な保険契約について照会をすればよく、大変便利になりました。
相続あるいは認知症で財産の把握が困難な場合には大変便利な制度です。
弁護士が手続を代行することもできますので、お気軽にご相談ください。